北海道喉頭摘出者福祉団体 北鈴会

野中看護師31


(医療と福祉からのメッセージ)


北鈴会の皆様


旭川医科大学病院5階西ナースステーション

副看護師長 野中雅人



盛夏の侯、北鈴会の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度は、北鈴会創立50周年おめでとうございます。半世紀にわたり患者様同士が共に治療を乗り越え互いに支え合ってきた北鈴会の功績は大変意義深いものだと思います。

私は、2011年にがん放射線療法看護認定看護師資格を取得し、放射線治療を受ける患者様の看護を中心に実践してまいりましたが、喉頭癌など頭頸部がんに対する化学放射線療法の副作用が強く、質の高い看護の必要性を実感し、耳鼻姻喉科頭頸部外科病棟への異動を希望し現在に至ります。

喉頭摘出後、放射線治療を受けられる患者様は粘膜障害などの副作用により、のどの痛みや皮膚炎に苫しむ場合があります。私たち看護師は、そうした患者様の苦痛を軽減するため多職種とも連携しながらケアしていますが、困難な場合も多々あります。そうした中、患者様から感謝やいたわりの言葉を頂き、より一層看護に励む原動力となっています。

今後も、患者様が安全に安心して治療を受けられ、北鈴会の皆様のように退院後、充実した生活が送られるよう外来看護師とも連携し、よりよい看護を実践してまいりたいと思います。

今後も北鈴会の皆様が末永くご活躍できるようお祈りいたしております。

暑さの厳しい中、北鈴会の皆様には、くれぐれもご自愛下さい。