北海道喉頭摘出者福祉団体 北鈴会

巻頭言31


巻 頭 言

北鈴会 会長 松永雅晴


秋めいた気候となってまいりました8月19日深夜から20未明にかけて広島市安佐南区、安佐北区では局地的豪雨となり、土砂崩れや土石流が発生、多数の住宅がのみ込まれるなどした。

広島県警によると30朝迄に死者72名、行方不明10余名との発表があった。

また、道内に於いても24日、道北を中心に猛烈な雨が降り続いた。宗谷管内礼文、利尻富士両町では、「50年に一度」の大雨となり、礼文町で住宅1棟が土砂崩れで倒壊して女性が2名死亡した。亡くなられた方々には、お悔やみもうしあげ、被災された皆様方にはお見舞い申し上げます。

気象庁では、「26年8月大豪雨」と命名した。災害には、各自が十分に注意したいものです。

北鈴会では、8月27日、創立50周年記念式典を執り行いました。昭和39年26名の会員で設立され、昭和50年札幌市より「音声機能障害者発声訓練事業」の委託を受け、公費による助成がスタートいたしました。

昭和58年には、会員数も190名となり、指導員も11名を超え、北海道より「発声訓練事業」の委託をいただきました。先輩の皆様がご苦労を重ねられて今日の基礎を築いていただきましたことに厚くお礼申しあげます。私たちは先輩諸氏の教えを研鑽して、60年・70年と伝えていきます。

50年前を思い浮かべますと、アジアではじめての東京オリンピック、東京〜新大阪間の東海道新幹線、又、我が国最初の高速道路(名古屋〜神戸)の開通と、今思い出しても昨日のように感じられます。

来賓の皆様を始め、参加者の皆様に心温まる祝辞・ご祝儀をいただき、紙面を借りまして厚く厚くお礼申し上げます。
これからも北鈴会、会員一同地域杜会に密着した「北海道喉頭摘出者福祉団体」として歩んで行きたいと思います。ご指導、ご叱声、ご協力をよろしくお願いいたします。