北海道喉頭摘出者福祉団体 北鈴会

道庁31


祝 辞


北海道保健福祉部福祉局障がい者保健福祉課

課長  湯谷隆博




北鈴会の創立50周年を心からお祝い申し上げます。

貴会におかれましては、昭和39年に北海道内の喉頭摘出者親睦会として発足され、50年の長きにわたり、道内の喉頭を摘出された方々に対する発声訓練に努められるとともに、普及啓発にも取り組まれ、多方面の活動を積み重ねてこられました。

数多くの方々が、貴会の訓練事業において修得した食道発声法などの「第2の声」により、コミュニケーション手段を取り戻し、自立と社会復帰を果たされていることと思います。

これまでの会員の皆様、関係の方々の熱意とご尽力に深く敬意を表します。

また、昭和58年からは、道の委託事業である「音声機能障がい者発声訓練・指導者養成事業」を実施いただいており、昨年度は発声教室の開催や宿泊訓練、指導者養成研修会を開催し、280名の方々に対してご支援をいただいております。

会員の皆様には、こうした活動をはじめ、本道における障がい者保健福祉行政の推進につきまして、日頃から格別のご協力をいただいておりますことに対し、お礼申し上げます。

さて、道におきましては、平成27年度から29年度までの障害福祉施策を推進する上での基本方針となる「第4期北海道障がい福祉計画」を今年度策定することとしております。計画策定に当たっては、当事者・関係団体の方々のご意見も十分に伺ってまいりたいと考えております。

さらには、北海道障がい者条例に基づき、障がいのある方の権利擁護、暮らしやすい地域づくり、働く障がい者への支援などに積極的に取り組んでまいりますので、会員の皆様には、一層のご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

最後になりますが、皆様の会のますますのご発展と会員の皆様のご多幸を心からお祈り申し上げ、創立50周年のお祝いの言葉といたします。