北海道喉頭摘出者福祉団体 北鈴会

市立旭川看護36


北鈴会の皆様へ


市立旭川病院西6階病棟
看護師主査 大塚有希子

  

北鈴会の皆様はじめまして。私は平成28年4月に当院の耳鼻咽喉科の病棟に配属となり、今年で3年が過ぎようとしています。

配属して間もない頃、喉頭摘出術を受けるために入院された患者さんの所へ北鈴会の方が来て下さったことがありました。その時始めて北鈴会の皆様の活動を知り、患者さん。ご家族に寄り添いサポートされていることに心から感動致しました。看護師の役割は患者さんが前向きに治療を受け、元の生活に早く戻ることができるようお手伝いすることです。

しかし喉頭摘出術をすすめられた患者さんは、声を失うことでそれまでの日常が大きく変化することになり、手術を受けるかどうか悩んでいる方もいらっしゃいます。そのような患者さんへ私達看護師がどのように寄り添い、決断の支えとなるにはどうすれば良いか、看護師間の話し合いの場面で、意見交換を何度も繰り返します。そのような中で、北鈴会の皆様が患者さんの元へ来て下さり、面談をされる皆さまの姿やお話を聞いて励まされ、手術後の生活へ希望を見出す患者さんを見ると、北鈴会の皆様の活動の尊さを感じずにはいられません。私も少しでも患者さんやご家族の気持ちに寄り添い、お力となれるよう精進して参りたいと思っています。

これからも、北鈴会の皆様のご健康と更なるご活躍を心よりお祈り中し上げます。