公益社団法人 札幌市身体障害者福祉協会
会長 浅香 博文
喉頭摘出者福祉団体「北鈴会」の役員、会員の皆様には、ますますご清祥のこととお喜びを申し上げますとともに、皆様には、日頃より身障者福祉協会並びに障がい者スポーツ協会の運営や各種事業に対しましてご支援とご協力をいただき厚くお礼を申し上げます。
また特に、役員の皆様及び発声訓練指導者の皆様には、同じ障害をもつ仲間の社会参加推進に献身的に活動されておりますことに、深く敬意を表する次第です。
さて、今年は桜の開花も例年より早く良い春のスタートだと思っておりましたが、その後の北海道では「いつになったら春がくるのか、いつになったら夏がくるのか」といった天候不順が続いていましたが、7月に入って西日本を中心にとんでもない集中豪雨が発生し、多くの尊い命が奪われてしまいました。
地震も勿論怖いのですが、近年毎年のように発生する集中豪雨による甚大な被害。私たち障害者にとって、この不足の事態に直面したとき、はたして情報を得ること、発信することができるのか、避難は、避難所での生活はなど不安なことだらけです。
災害が起きるたびに″教訓″という言葉や文字が飛び交いますが、ついつい忘れがちになってしまいますので、まず自分の命は自分で守ることを前提に、普段より教訓を心構えておきましょう。
私共も、北鈴会の皆様とともに、いかなる状況下においても安心そして安全に暮らせる社会の実現に努めてまいりますので、今後とも力を合わせてがんばってまいりましよう。
北鈴会のますますのご発展と会員皆様のご健勝を祈念いたしまして、あいさつとします。