北海道喉頭摘出者福祉団体 北鈴会

旭川医大看護34


北鈴会の皆様へ


旭川医科大学病院5階西病棟
看護師長 三浦 美佳


 北鈴会の皆様はじめまして。私は、今年の4月に耳鼻咽喉科・頭頸部外科の患者様が入院される5階西病棟に異動してきました。私は5階西病棟では初めての勤務であり、病棟ではない部門に6年間所属していましたので、経験のある病棟スタッフに支えられ、日々学びを積み重ねている毎日です。私が5階西病棟に勤務して数か月で感じていることは、化学療法や放射線療法が進むにつれて口や喉の痛みで食べられなくなる方や、外来で説明を受け入院後すぐに気管切開となる方など、患者様が退院後に入院前と同様に生活することが難しいと感じることが多く、そのような患者様とともに考え、少しでも希望に沿ったその方らしい生活が送れるように支援していきたいと考えています。

 今回「北の鈴」からの依頼を頂いたことをきっかけに、北鈴会の皆様の活動を知りました。病棟のスタッフから、北鈴会の皆様が喉頭摘出術を受けられる入院中の患者様を訪れて、お話して頂いていることを聞き、不安を抱えている患者様にとって、皆様の経験を知ることは、これからの生活を考える機会になると感じました。今後も北鈴会の皆様とともに、声を失うという辛い治療を選択せざる得ない患者様を少しでも支援できるように努力していきたいと考えています。

 最後になりましたが、北鈴会のますますの発展と皆様のご健康とご健勝を心よりお祈り申し上げます。