社団法人 北海道身体障害者福祉協会
会長 赤坂 勝
北鈴会機関紙「北の鈴」33号が発行されますことに、心よりお祝い申し上げます。
平素から当協会の会員としてご協力を賜っておりますことに、感謝申し上げたく存じます。
さて、本年４月我々障害者が長い開切望してきました「障害者差別解消法」が施行されました。この法律が施行されたことにより、障害を理由とした差別の禁止や、合理的な配慮の規定は工００％とはいかないものの障害者福祉にとりましては大きな進展であり、新たなスタートとなった訳であります。共々に協力しあいながら、障害者の権利や地域での自立、社会への理解を求めて一層運動展開を進めたいと思っております。
何時もながら、総会にお招きを賜り参加するたびに、喉頭を摘出して声を失うというある意味、絶望の淵にある状況の申、厳しい訓練に立ち向かい、ご自身の努力はもとより北鈴会の皆様方の力強い支援によって、第二の声を修得され自立と社会参加をされる姿に、心から敬意を表したいと思います。
これからも北鈴会が声を失った方々の精神的な支えとなりますこと、そして組織の充実と益々のご発展を祈念申し上げます。及ばずながら微力ではありますが、北身協と致しましても最大限のご協力を惜しまないつもりであります。
終わりに、会員の皆様のご活躍とご多幸をお祈り申し上げ、祝辞と致します。