北海道喉頭摘出者福祉団体 北鈴会

北大29


北鈴会の皆様へのごあいさつ

北海道大学大学院医学研究科耳鼻咽喉科・頭頚部外科学分野
教授 福田  諭

 北鈴会の皆様方には、いつも大変お世話になっております。

 さて今回は2013年5月15日(水)〜18日(土)の4日間、ロイトン札幌、ホテルさっぽろ芸文館で開催予定の第114回日本耳鼻咽喉科学会総会ならびに学術講演会について少し紹介させていただきます。

現在、日本耳鼻咽喉科学会は正会員数が1万711名、準会員などを併せますと1万787名の一般社団法人です。

 本「北の鈴」第26号で、第33回頭頸部癌学会のことを書かせて頂きましたが、こうした関連する学会の大本が日本耳鼻咽喉科学会で、この総会ならびに学術講演会は、この耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域では最大の学会で、毎年5月に開催されております。

 伝統ある本学会の会長を拝命して、大変光栄と思っております。私どもの教室では、過去4回、本会を担当させていただきました。第32回(1928年、会長:香宗我部 寿先生)、第57回(1956年、会長:猿渡二郎先生)、第87回(1986年、寺山吉彦先生)、そして第99回(1998年、会長:犬山征夫先生)であります。1998年担当させていただいて以来、ちょうど15年ぶりの札幌での開催になります(図1ポスター)。

 特別講演には2010年のノーベル化学賞受賞者であられる鈴木 章名誉教授にお願いすることに内定しました。

 学会自体は、耳から頭頸部まで耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域を幅広くカバーするもので喉頭に特化したものではありませんが、もちろん北鈴会の皆様に関係のある喉頭の生理・機能や、喉頭癌の治療法、治療成績・リハビリテーションなどについても幅広く議論するものです。

 教室員あげて、是非実り多い有意義な学会にしていきたいと思っております。

 最後になりますが北鈴会、ならびに北鈴会1人1人の会員の皆様のますますのご健勝を祈念し、大変簡単ですがご挨拶に代えさせて頂きます。