北海道喉頭摘出者福祉団体 北鈴会

平成26年度


創立50周年記念  第38回「声の祭典」

[目的]
 厳しい試練に耐えて、自発率先、勇気と忍耐を持っ
て、継続的な発声練習を実施してきた成果を発表する
場を最良の状態にし、併せて各出場者の審査を行い、
今後の各種発声練習の資とする。


「北鈴会」は、「発声コンクール」を昭和52年か
ら、体力の維持増進と親睦を兼ねた「野外スポーツ大
会」を平成13年度から開催しています。



開催日時
平成26年08月27日13時から15時00分
開催場所
KKRホテル札幌
出席者
会員 56名・同伴者 13名・来賓 10名・(内 コンクール出
場者 12名)
審査員
日喉連会長 新美典子 / 北日本ブロック長 鈴木康弘 / 北鈴会会長
 松永雅晴  /  副会長 西野 粋
課題文

食道発声初級

 ア・イ・ウ・エ・オ
       カ・キ・ク・ケ・コ
 あ・い・う・え・お
       か・き・く・け・こ
 ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ
       ば・び・ぶ・べ・ぼ
   一・二・三・四・五
       六・七・八・九・十 

食道発声中級

自己紹介(所属支部・氏名)し、発表する。

 「元気で楽しい一日」 

  初秋の朝は、すがすがしい ものです。
  まもなくやってくる 強い陽ざし、
  その前の つかの間のやすらかさ。
  今朝も元気に 桔梗が咲いています。
  「やわらかい色、やさしい形、」
  桔梗を眺めていると、なんだか ありがたく思えて、
  そっと 触れてみたくなります。
  「今日も一日、元気で がんばろう。」
  静かな力がわいてくる 初秋の朝の ひとときです。

  
  おわります


食道発声上級

 自己紹介(所属支部・氏名)し、次の曲の中から、
 一曲(一番のみ)を選んで歌う。
 
(一) 二十四の瞳




十年をひと昔というならば、この物語の発端は、


いまからふた昔半もまえのことになる。


昭和三年四月四日、農山漁村の名が全部あてはまるような、


瀬戸内海べりの一寒村へ、若い女の先生が赴任してきた。


百戸あまりの小さなその村は、入り江の海を


湖のような形にみせる役をしている細長い岬の、


そのとっぱなにあつたので、対岸の町や村へゆくには


小船でわたつたり、うねうねとまがりながらつづく


岬の山道をてくてく歩いたりせねばならない。


分教場の先生は二人で、うんと年よりの男先生と、


子どものように若い女先生がくるのにきまっていた。


それはまるで、そういう規則があるかのように、


大昔からそうだった。


その朝、岬の村の五年生以上の生徒たちは、本校まで五キロ


の道をいそいそと歩いていた。みんな、それぞれ一つずつ


進級したことが心をはずませ足もとも軽かったのだ。


今日から新しい教室で、新しい先生に教えてもらうたのしみは、


いつも通る道までが新しく感じられた。




  おわります


(二) 伊豆の踊り子




道がつづら折になって、いよいよ天城峠に近づいたと


思うころ、雨足が杉の密林を白く染めながら、


すさまじい早さでふもとから私を追ってきた。


私は二十歳、高等学校の制帽をかぶり、紺かすりの


着物に袴をはき、学生カバンを肩にかけていた。


一人伊豆の旅に出てから四目目のことだつた。


重なりあった山々や原生林や深い渓谷の秋に


見とれながらも、私は一つの期待に胸をときめかして


道を急いでいるのだった。


折れ曲がった急な坂道を駆け登った。.


ようやく峠の北口の茶屋にたどりっいて、ほっとすると


同時に、私はその入り口で立ちすくんでしまつた。


あまりに期待がみごとに的中したからである。


そこに旅芸人の一行が休んでいたのだ。


突っ立ている私を見た踊り子がすぐに白分の


座ぶとんをはずして、裏返しにそばへ置いた。


「ええ……」とだけ言って、私はその上に腰をおろした。


坂道を走った息切れと驚きとで、「ありがとう。」


という言葉がのどにひっかかって出なかったのだ。


踊り子とま近に向かい合ったので、私はあわてて


秩から煙草を取り出した。



  おわります





 課題曲

「どんぐりころころ」 「めだかの学校」 「春の小川」

電気発声中級

 食道発声中級に同じ。

電気発声上級

 食道発声上級に同じ。
シャント発声
 食道発声中級に同じ。




発声コンクール入賞者

食道発声上級
優勝 室蘭支部 登別市 佐 藤 千恵子
二位 札幌支部 札幌市 渡 辺 好 庸
三位 札幌支部 札幌市 坪 谷   昇
四位 旭川支部 旭川市 窪 田   茂
五位 参加者なし . .
食道発声中級
優勝 苫小牧支部 苫小牧市 .佐々木   強
二位 札幌支部 札幌市 .山 下 光 男
三位 参加者なし . .
食道発声初級
優勝 札幌支部 札幌市 .金 田 君 行
二位 参加者なし . .
三位 参加者なし . .
電気発声上級
優勝 札幌支部 札幌市 .山 下 光 男
二位 室蘭支部 登別市 佐 藤 千恵子
三位 札幌支部 砂川市 .早 坂   尚
電気発声中級
優勝 北見支部 斜里町 清 水 洋 一
二位 旭川支部 旭川市 .佐々木 隆 吉
三位 北見支部 北見市 .神 保 廣 行
シャント発声
優勝 参加者なし . .
二位 参加者なし . .
審査員特別賞
      該当者なし



「野外スポーツ大会」
今年は中止にしました。


パークゴルフ(参加者  名) 

支部名 氏名 ハンデイ グロス ネット
優勝




2位




3位




4位




5位





 以下省略。

ゴルフ(参加者 0 名)
優勝




2位




3位











   以下省略。